OSC2009に参加してきました
OSC2009 Hokkaidoに行ってきました。
少し日にちが経過してしまいましたが、ちょうど前回と同じ日付になったので、問題なしということで。
私が参加したのは以下の講義です。講義内容にリンク貼ってあります。
- 僕がOSASKを作り続ける理由
以前聴講したことがあって、久々に川合さんの面白い話を聞きたくなったので。 - OSSを用いた仮想マシンの動的プロビジョニング
仮想化に興味はあるのですが、未だよくわからない分野なので話だけでも聞いておこうかと。 - Ruby札幌ダイジェスト・アンド・モア
Rubyなので参加しないわけには。惰性ではなく習性となっている気がします。 - 「JavaFXでここまでできる!」(仮)
RIAは触れたことがないですが、Javaが分野を広げるなら、知っておいた方が今後のためかな、と。 - 30分で作るAndroidアプリ
Androidは今のところ追いかけておきたいので。
では、以下に感想を。
僕がOSASKを作り続ける理由
川合さんは期待を裏切りません。面白かったです。
作り続けている理由が、続ける理由があるからではなく、やめる理由が無いから、というのはなるほど、と。
仕事だと色々な理由でやめる必要が出てくるのですが、個人だとパソコンに触っている限り、やめなければならない理由はないので、むしろ辛い印象がありましたが、逆に考えると楽しいまま、いつまでも続けていられるという。
当然と言えば当然ですが、大事なことだと再認識しました。
また、オープンソースのメリットとして、文句を言われにくいのと、要望を拒絶しやすいということが挙げられていました。
暴論にも見えなくはないですが、要するに個人が楽しく作り続けていく環境として適している、ということですね。
質疑応答では次世代OSASKのデモもあり、コンソールのローダーを用いてWindows上で使えるというのが興味を惹かれました。
OSSを用いた仮想マシンの動的プロビジョニング
結構実践的で面白そうだったのですが、前提知識が不足しすぎてついていけなかったのが残念です。
仮想マシンを払いだすツールに関する考察は非常に興味深く、BondingとTagVLANに関してはなんとなく有用そうというといった感じでしたが、やはり自分でも使ってみないと駄目ですね。
仮想化はサイト構築と絡めて有用なはずなので、なんとか手を出したいところ。
Ruby札幌ダイジェスト・アンド・モア
Ruby案件の話で、一応小規模ながら案件が増えていることを知り、安堵しました。
開発者の満足度は高いようですが、利用者の満足度と比例しているのかどうかが気になりました。
また、数件大規模案件があったようですが、規模に応じた満足度はどうだったのかなと。
会場で質問しておけばよかったのですが、今気づいたので。いつか機会があれば確認するということでメモ。
あとはSinatraとPassengerのお話。
SinatraはレンタルサーバーでもRailsより軽いので、割と使えそうな気がしてますが、いずれにしてもPassengerと絡めて実験していかないと、実践的な経験は貯まらないか。
「JavaFXでここまでできる!」(仮)
Flash、Silverlightに対抗する技術という位置づけ。
Javaが苦手とする、構造に関して強いらしく、なかなか面白そうです。
モバイルやデザイナーを意識したプラットフォームの整備も進んでいるそうなので、そのうち注目を浴びるようになるのだろうか。
30分で作るAndroidアプリ
あまり題名と内容が一致してない気がしましたが、実機搭載時に気をつけるべき以下の2点については参考になりました。
・浮動小数点はソフト側で演算しているので遅くなる可能性がある
・傾きセンサーは何もしなくてもある程度変化してイベントが飛んでくる
言われてみれば納得ですが、実際やってみるまでは忘れがちな部分。
あと、携帯電話での一等地が待ち受け画面ではなくなる可能性が示唆されていましたが、待ち受け画面の占有戦略が有効でなくなるにしても、待ち受けがアプリのポータルであることに変わりはないので、結局待ち受けにアプリ起動のためのリンクを置いてもらえるかどうかが勝負になる気がします。