NetBeans6.0.1でRails2.0.2アプリを作成する

 日本語版としては最新であるNetBeans6.0.1を使って、Rails2.0.2のアプリを作成してみました。
 元々Rubyを使っていたパソコンにインストールしたので、JRubyは使用しませんでした。


 Rails2.0はscaffoldの使い方が異なるため、NetBeansで表示されるscaffold生成用の入力ダイアログについて、少々わかりにくいところがありますが、とても容易にアプリを作成できます。


 script/consoleも普通に使えますし、CUIが大好きな人でなければ、Railsアプリの作成にはNetBeansを利用する方がよさそうです。


 では、実際にRailsアプリを作成する手順を記述します。

  1. NetBeansのダウンロードとインストール
  2. Railsアプリのプロジェクト作成
  3. scaffoldとmigration

NetBeansのダウンロードとインストール

 以下からダウンロードできます。
NetBeans IDE 6.0.1 Download

 私は「Ruby」しか試していませんが、「すべて」でも、問題ないと思います。インストールはウィザードに従うだけで問題ありません。
 ただ、注意書きにもありますが、JDKを先にインストールしておく必要があります。更新頻度は悪くないので、何も考えずに最新版を入れて良いでしょう。

Railsアプリのプロジェクト作成

 左上の新規プロジェクト作成アイコンからウィザードを開き、「Ruby on Rails」アプリケーションを選択して「次へ」を押下すると、名前と場所を設定する画面が開きますので、以下のように設定します。

  • データベースをsqlite3に設定する。
  • JRubyを使用する場合の2箇所のチェックを外す。
  • Ruby インタプリタruby.exeへのパスを指定する。*1

scaffoldとmigration

 scaffoldについてはプロジェクトのツリーを右クリックして「生成」を選択すると生成用のダイアログが表示されるので、「scaffold」を選択して実施できます。
 Rails2.0以降だと形式が違うので、コントローラとビューに入力するとエラーが出てしまうため、モデルにのみ入力して生成します。


 migrationについては、「生成」と同様、プロジェクトのツリーの右クリックから「データベースマイグレーション」を開き、対象バージョンを選択するだけです。
 scaffold後にcreateが現れますので、選択することでテーブルの作成が可能です。

*1:作成後でもツール > オプションを開き、上部のRubyアイコンを選択して、「Ruby インタプリタ」にRubyのパスを指定すれば同様に変更可能です。